お手本の練習、臨書は、とても大事ですが、それを活かすためにも、自分なりに工夫して書いていくことも大切かと思います。
また、どのように書こうかと悩んだ時点で、臨書をすると、昔の方々が自然な筆の動きで書かれていて、それでいて、全体のバランスがいいことに、より一層、気付かされます。
力不足を痛感しつつ、書くことの楽しみとして頑張っていきたく思います。
あききぬと めにはさやかに みえねども かぜのおとにぞ おどろかれぬる
この歌に、音の同じの変体かな文字の別の字に入れ替え、書いています。お手本の関戸本古今和歌集の臨書は、こちらのページでご紹介しています。
秋きぬと 目に(ニ)は(八)さやか(可)に(尓) み(三)え(要)ね(年)とも(毛) 風の(農)音にそ(曽) お(乎)と(登)ろか(可)れ(連)ぬる
※読み辛いですが、濁点は、省かれます。繰り返されるフレーズの省略もあります。